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ヒメミクリ・オギ・ミズアオイ・ノハラアザミ
ミクリ科ミクリ属
写真 久保清子 北海道〜九州の池や沼など水深の浅い場所に生える草丈30〜60cmの多年草です。葉の幅は3〜5mmで茎よりも葉の方が丈が高いのが特徴です。緑白色の小さい花が集まり丸い形になりますが、雄花は茎の上部に3〜6個、雌花は下部に1〜3個つきます。名前の由来は緑色の実を栗に見立てたことからつきました。仏沼にはヒメミクリの他にミクリもあり同じような環境に生えています。花期6〜8月。(文 三国 孝)
イネ科ススキ属
写真 久保清子 北海道〜九州の水辺や湿地にに生える草丈1〜2.5mの大型の多年草です。ちょっと見るとススキによく似ていますが花は銀白色で25〜40cm、ススキの15〜30cmに比べると大きくふさふさしています。葉は長さ50〜80cm、幅1〜3cmで、根が地中で横にのび増えて行き大きな群落を作ります。仏沼には水田の跡地などに見られますが、リンドウ、ノコンギク、などと共に秋らしい景観を作る植物です花期9〜10月。(文 三国 孝)
ミズアオイ科ミズアオイ属
写真 久保清子 北海道から九州の水田や沼地に生える草丈20〜40cmの一年草です。つやつやしたハート型の葉の間から直径2.5〜3cmの青紫色の花を多数つけますが一日でしぼんでしまいます。休耕田などで一面に咲いているのを見かけますが、開発によって埋め立てられることも多く絶滅が心配されています。名前は葉がカンアオイの葉に似ていることからつきました。昔は食用としても利用されたそうです。花期9〜10月。(文 三国 孝)
ノハラ科アザミ属
写真 久保清子 本州中部以北の草地、土手、道端などにに咲く高さ40〜100cmの多年草です。根元の葉は長さ30cmくらいの大きさで花の時期まで残り、深い切れ込みがあります。また中心の葉脈が赤みを帯びることが多く、これは他のアザミにはあまり見られない特徴です。葉は上部になるほど小さくなって鋭いトゲがあり、花は紅紫色で茎の上部に2〜3個ずつ上向きに咲きます。食用にするアザミはサワアザミで「道の駅」などで売られています。花期8〜10月 。(文 三国 孝)
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